大学生で僅かに上昇 - 鎌倉の海辺でのんびりライフ

大学生で僅かに上昇


高校の時の状態を引きずったまま大学生活が訪れた。

心が閉じて、女性恐怖症になった自分は
少し引きこもりのような状態であった。

 

サークルに入るなんて考えもしなかった。

 

女の子がいたらどうしよう。どうせ気持ち悪いと思われるんだろう。

 

そんな事が常に頭をよぎり、電車に乗っている時も
街を歩いて前から女性が歩いてくる時も
常にその事が頭から離れない。

 

街をふらついているといたたまれないので、
授業が終わると家にまっすぐに帰宅するしかなかった。

 

何で後ろ姿はカッコいいと思われて、

振り返ったら気持ち悪いとなったのか。

 

しばらくしてから自分なりに考えてみたりした。

 

高校生のときに中型二輪の免許を取り、
250ccのオートバイを乗っていた。

 

前傾姿勢のためヘルメットをかぶっていても後ろの首は日焼けする。

 

最近は色白の男がもてはやされているが、
当時の2枚目俳優といえばほぼ皆色黒であった。

 

そうか、後ろは日焼けしたいい男に見え、
もともと色白でどちらかというと青白い顔はバイクに乗っていても、
フルフェイスのヘルメットで日焼けすることはない。

 

後ろは色黒いい男を期待させて、振り返ったら青白い顔。

 

それで気持ち悪いという言葉が出てきたのか。

 

そう納得した。というより自分をさせた。

 

そう思い込んだ僕は大学でようやく1人だけできた友達と
海に行った。

 

2泊3日で海辺にキャンプをした。

 

焼きまくった。

 

焼いても真っ赤になって数日すると白くなってしまう皮膚であったが、
とにかく日光の下にさらした。

 

普通に焼いたら水ぶくれになる事は分かっていたので、
日焼けオイルを塗って有害な紫外線をカットしながら焼いた。

 

トータル3日間、日光に当たったおかげで、
帰った後も白くならずに見事に黒くなった。

 

子供の頃から好きだった釣りも行くようになった。

 

車の免許を取得したので、
ブラックバス釣りにしょっちゅう出かけるようになった。

 

釣りは日光に1日十あたっている。

 

真っ黒になった。

 

もう真っ黒になる事がきもいと言われないためだと思っていた。

 

心の片隅ではそれだけでは無いと分かっていたが、
少しでも紛らわすためでもあった。

 

色黒なアグレッシブな印象を与えたのかどうかわ分からないが、
完全受け身の自分から友達を作ろうとしない閉じた心のままの

自分にも声を掛けてくれるクラスメートが増え始めた。

 

少しずつ人生が上向き始めた。

 

バラ色の大学生活にはほど遠かったが、なんとか光が見え始めてきた。

 

第4話 就職して上向き始めた


管理人プロフィール
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管理人:ハリー

2008年 欧米輸入物販を始める
2012年 中国輸入を開始
2015年 会社を辞めて独立。国内転売をスタート
中国仕入米国Amazon販売スタート
2016年 実績が認められ中国仕入米国販売の講師になる
2017年 中国輸入の代行会社運営開始

国内転売は仕入から発送までアルバイトを雇い仕組み化して今はほぼ何もしないで収益化に成功。
様々な物販を現役で実践するプレイヤーでもありながら
講師として、中国輸出入を教える傍ら、代行会社も運営しつつ、鎌倉の海辺で妻と子供2人でのんびりと暮らしている。

実績
輸出、中国輸入、国内販売で月商550万達成!
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