仕入値として考えておかなければならないコストの一つに
関税があります。
中国輸入製品も他の国からの輸入と同様に関税が掛かります。
関税の他にも消費税、通関時の手数料も関税の徴収時に掛かるので、
同様にコストとして考えておく必要があります。
また個人で利用するか商用で利用するかによって、
税金の掛かる課税対象額が異なります。
個人用に輸入する場合は商品代金の60%が課税対象となります。
その額が10,000円以下であれば関税は掛かりません。
中国輸入で仕入れてインターネットで販売する場合は
商用になるので、課税対象額は商品代 + 送料となり、
全額が課税対象額となります。
そして課税対象額の合計額が20万円以下かどうかで、
一般の関税率が適用されるか、
簡易税率が適用されるかが決まります。
但し例外もあって旅行用具、ハンドバッグ、履物などは20万円以下でも
簡易税率が適用されずに一般の関税率となります。
税率は品目により細かく分かれており、無税のものもあり、
3%のものもあれば、20%くらいのものまであります。
自分が扱う商材の関税がどれ位かを事前に調べて、仕入れ値として
考慮しておくことが、後で関税を取られて思うような
利益にならなかったという事が無いようにするためには重要です。
支払い方はEMSであれば荷物の到着と同時に現金で支払います。
他の国際輸送業者を利用した場合は通関業者が通関のための、
手続きをしますので、通関業者が立て替えてくれる場合は後日に、
請求書が届き、支払いを行います。
支払いが行われてから通関手続きに入る場合は速やかに支払いを
行い、なるべく早く仕入れた商品が売り出される状態にするために、
荷物が滞る事がないようにしなければなりません。