ところが順調にはいかなかった。
いろいろなノウハウに手を出してしまい、ブレる事が多くなった。
ゲームセドリや情報販売、日本製品をアメリカAmazonで販売するなど、
様々なスクールに入り、いろいろな手法を試すようになってしまった。
副業で時間も限られている中で、あれもこれもと手をだして中国輸入も
伸び悩むことになってしまった。
このままでは会社を辞めることはできない。
悶々としながらもやっぱり会社は辞めないでいようかななどという思いに
なる事もあったが、会社を居心地のいいところにしてはダメだと思いながら、
そんな時に自分より一回り以上も年下のインド人がマネージャーに
つくことになった。
実力主義の外資系なので、実力があるのだから仕方ないと思っていた。
実際、英語は堪能、日本語も堪能である彼は頭も切れるし、エンジニアとしても
優秀、クライアントとの交渉ややり取りも自分より優れている。
全てが優れているように感じられた。
優秀なので仕方ない。そんな思いを持ちつつも、どこか心の奥で不安なものが
芽生えてきたのだろう。
いずれ自分の居場所はなくなる。
今は何とかなっても年を取りエンジニアの経験を買われるよりも、古臭くなった
考えと知識の年よりは外資系では通用しなくなるのではないか。
これは決心をして会社を辞めるしかない。
会社を辞めれば副業でも多少の成果が出ている中国輸入がもっと加速する。
そう考えた僕は思いきって会社を辞めることを決意した。