タオバオ(淘宝)と一般的に呼ばれているが
正式名称は淘宝網(タオバオワン)といい
中国のオンライン通信販売業者である。
日本で言うと楽天のような販売形態だが、
個人で販売しているショップも多く
CtoC(個人対個人)やBtoC(業者対個人)
で、個人を対象にしたネットショップ
となっている。
個人が販売している事が多いということで、
個人が中国内の卸や工場から仕入れて
個人に販売していることになる。
中国内の一般の消費者が買い物をする
通販ショップという位置づけになる。
そのような一般向けのネットショップでも
日本では考えられないような安い値段で
販売されているので、日本の市場で
販売するには、十分な仕入先となる。
またタオバオに無い商品は無いと言われている
くらい、日用品から洋服、靴、カバン、家電、
おもちゃ、スポーツ用品、家具、食品、その他
なんでも売られており、仕入れ対象となる
カテゴリーを絞っても探しきれない位の
商品数が販売されている。
その無数にある種類の商品から日本で売れている
商品や売れている商品と似た商品などを探して、
販売すれば高い確率で売れる商品となる。
無数にある商品の中には有名ブランドのニセモノ、
アニメのキャラクターのニセモノ、
商標権、意匠権、特許などを侵害している商品
なども多数販売されているので、そういった
商品は仕入れてはいけない。
仕入対象となるのは、ブランド商品のように
所有する事で喜びや満足を得られるような
商品ではなく、機能的に満たされれば満足する
ような商品が中心となる。
品質も非常にいいものから、非常に悪いものまで
あるので、一定の割合は不良品と考えて、
あらかじめ仕入のコストとして考慮して収益の計算を
することも必要となる。
タオバオでの仕入れは現地に出向かなくても
オンライン上でPCから検索して探せるので、
場所を選ばずにリサーチができ、在宅でできる仕事を
求めている人にも外注で任せる事ができるという
メリットもある。
個人で直接、タオバオのお店とやり取りをして
仕入を行うには少しハードルが高いが、
代行業者も数多くあり、そういった業者を使えば
不良品の返品の対応をしてくれたり、
決済も通常は中国の銀行口座を持つ必要があるが、
日本円で建て替えて行ってくれるので、
業者に仕入れたい商品の指示をするだけで
日本にも発送をしてくれ、簡単に仕入をおこなえる。
利益の取れる商品が回転よく売れると分かったら、
あとは同じ商品を繰り返し発注するだけとなり、
いわゆるストック型のビジネスとなる。
最初はリサーチなどの時間労働を伴うが、
ストック商品をある程度溜めていけば
やがて在庫補充の指示をするだけで商品が回るので、
仕入に困る事がないという、大量仕入れができることも
タオバオ仕入れのメリットとなる。