中国輸入ビジネスを行なっていて、OEMやODMという言葉が頻繁に
出てきますが、OEMやODMをインターネットなどで調べると、
相手先ブランドで製造するなどと書かれていますが、
いまいちピントこないのではないでしょうか。
実はOEMとODMとは工場側視点の言葉
なぜかというと、この言葉は製造業者側が主に使う言葉で、
製造業者からの視点で定義しているため、相手先とは委託先、
つまり販売者側である私たちセラーの事を指しているからです。
OEM商品とは製造側である中国の工場側から見て、
この商品はOEM商品であると言うことになります。
ですので、中国の工場から見て、委託先=販売者のブランド商品
であるという事になり、ここでやっとしっくり
きたのではないでしょうか。
OEMとODMの違いは何?
OEMとODMの違いは相手先である私たちセラーのブランドで
中国側の工場が製造をしてくれる事は同じなのです。
では何が違うのでしょうか。
OEMとは
OEMは企画から仕様の決定などの設計も含めて販売者側が行い、
中国の工場はその設計に従って製造だけをする事になります。
ODMとは
ODMは企画のみを販売者側が行ない、中国の工場は設計から
製造までを行なう事をいいます。
中国輸入物販で一般にいうOEMは実はODM
この意味からすると、中国輸入物販ビジネスで頻繁に目にする
OEM商品とか簡易OEMというのは、販売者側が設計までを行なって
いる訳ではないので、OEMではなくODMと言う事になります。
設計までを行なっているというのは、商品を作るための詳細な設計
や製造するための図面などを販売者側が提供するという意味です。
中国輸入物販を行なっている私たちは、そこまでの技術レベルも
持ち合わせていませんので、正確にはOEMとは言いませんが、
もはやOEM商品でODM商品のことを表している場合が多いのです。
ここの色を変えるとか、デザインを変えるなどといった、
企画のみを販売者側がおこない、それを中国の工場に伝え、
残りの生産するための設計などは中国側が行なうのでODM商品と
いうことになります。
個人でもOEMやODMの商品を作る事ができる。
個人でもOEM、ODM商品は作ることができます。
ビジネスの世界は物真似で溢れています。
良い商品やサービスが世の中に出て、消費者に受け入れられたと
分かると、新たな企業はそっくりな物を作り販売し始めます。
1社が独占で販売して勝ち続けているというのは希にありますが、
相当なビジネスモデルでない限り難しいものです。
マイクロソフトのWindowsなどはWindowsパソコンとしては独占
しているという見方ができるので、そのようなビジネスであれば
ビルゲイツ氏のように世界の長者番付で常に1位を維持するような
大変な事になります。
中国輸入ビジネスも初心者、中級者も基本は物まねで行なう
ビジネスです。
その中でもレベルに応じて様々なOEM,ODM商品を作る事ができます。
既に出回っている商品にロゴを刻印するといった簡易的な
OEM,ODM商品であれば初心者にも簡単に作れます。
中級者になると、既にある製品の色やデザインを少し変えて
OEM、ODM商品とする事もできます。
これらOEM,ODM商品は思ったほど資金は必要ありません。
工場を探せば100個くらいからでも作成可能なところもあります。
きちんとリサーチをして売れる商品であれば100個くらいは1ヶ月で
売れてしまいますので、また単価が安いため商品によっては数万円
で収まり、リスクもきわめて低いのです。
最初はタオバオやアリババで仕入れて、そのまま転売する手法でも
いいですが、中国で仕入れた商品は誰でも同じように仕入れる事が
可能なので、売れる商品と分かると遅かれ早かれ必ず真似をして
販売するライバルが出てきます。
そのために真似をされないようにオリジナル化して、自分だけ
独占的に販売する事が重要となります。
真似されたら次の商品を探し、また真似されたら次の商品を探し、
ときりがなくなってしまい、永遠に商品探しのループから
抜け出せなくなってしまいます。
OEM、ODM商品を作れば安定して独占的に売る事が可能となり、
1つの商品でサラリーマンの月収を稼ぐ事も夢ではなくなります。
自分のブランド商品でいい物が作れれば、デパートや量販店に
卸す事が、個人で小さく始めたビジネスでも可能になり、
夢も膨らんできます。
物販ビジネスは個人から小さく始められて大きくなれば社会的な
信用も得られる立派なビジネスです。
それが個人でもそれほど難しくなくできるような時代になったのです。
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