Amazonで商品の販売を開始したら
あとは成り行き、ではなく
ビジネスレポートを活用して、
データを毎日もしくは数日に一度は
チェックしよう。
数字の並びではあるが、その数字のデータ
から読み取れる事が沢山あるので、
今後の販売に活用する事ができる。
数字が表している意味を理解し、
次にどんな行動をすればいいのか、
具体的な行動計画を立てることができる。
指標はいくつかあるが、その中でも
重要なのは4つとなるので最低4つは
チェックするようにしたい。
Contents
ビジネスレポートのチェック方法
1.レポートからビジネスレポートを開く
2.(子)商品別詳細ページ 売上・トラフィックを選択する
3.各項目の数字を商品ごとにチェックする
セッション数から読み取れること
セッション数は商品ページに訪れた人数
なので、その商品がどれくらいの購入
見込みのお客様に見られたかを示す
値となる。
この値が低ければ、お客さんに見られて
いないということなので、なぜ見られて
いないのかを把握するという事が必要
になる。
なぜ見られていないかという仮説を立て、
その仮説を解決する方法を考えて実践し、
効果があったのか検証する。
効果がなければ次の仮説を立てて、
解決する方法を実行し、検証する。
解決案を実行する前と後でセッション数の
推移を見て、効果が上がったのかを確認する。
ページビューから読み取れること
べージビューの数からはその商品ページに
訪れた人の延べ人数が分かる。
1人のお客様が1回みればページビュー数は1
2回見れば2、5回見れば5となる。
ページビューの数とセッションの数の開きが
大きい場合は、一度商品ページを見た
お客さんが他の商品ページも見て、
再度戻ってきたケースが多いと言う事で、
他の商品と比較して検討しているお客さんが
多いということになる。
検討はして貰えているが、決めてがない
ということになる。
比較している商品の方が優位な点があれば、
自分の商品からは買われないと言う事になる。
ユニットセッション率から読み取れること
そこでセッションとページビューの開きがある
場合に併せて見る指標はユニットセッション率
になる。
ユニットセッション率とは、セッション数に対する
購入された個数の割合となる。
この数字がある程度高ければ、他の商品と比較
されてはいるが、最終的に自分の商品を購入
してくれたと言う事になる。
この数字が低いと、比較していた他の商品を
購入したという判断ができる。
カートボックス獲得率から読み取れること
この数字はAmazon独自の販売システム、商品ページ
によるものであるが、1つの商品ページに
何人でも販売する事ができる。
楽天などでは、ショップそれぞれが独自に
楽天内にお店を持って、それぞれが販売ページを
作り販売しているので、1つの商品ページに
複数の販売者が売っている事はありえない。
Amazonは複数が販売しており、お客様が
その商品ページの商品を購入するために
購入ボタンをクリックすると、通常は
カートを獲得している販売者から商品が
買われることになる。
従ってこのカートを獲得していなければ、
基本的には、いつまでたっても自分から
商品は購入されないということになる。
基本的にというのは、セラーを指定して
購入する事も可能なので、そういった場合は
ごく希にあるが、無視できる範囲なので、
基本はカートボックスを獲得する事が
重要となる。
その獲得率を表した者がカートボックス獲得率
になる。
例えば2人の販売者がその商品を販売していて、
24時間で12時間ずつカートを獲得していたら、
50%となる。
18時間獲得していれば75%、
1分も獲得していなければ0%となる。
この値が0%であれば自分から商品が買われる事は
例外を除いてないと言うことなので、
なぜ0%なのか、もしくは低い値なのかを
考えて行くことになる。
大抵は価格が一番の要素となり、その他にも
配送スピード、セラーの評価、販売歴など
様々な要因から決められている。
以上の4項目のデータを定期的に記録して
何か施策なり対策を行ったときのデータの変化を
見て、何が効果的なのかを自分なりの経験として
蓄積していく事が大切になる。
[…] ビジネスレポートの活用方法 […]