Amazon広告(以下スポンサープロダクト)を行う目的は
セッション数を上げる事です。
売上 = 商品価格 x セッション数 x 成約率 x リピート率
という式はどのネットビジネスでも使われますが、Amazon販売に
おいても同じです。
スポンサープロダクトはセッション数に寄与することになります。
※成約率=ユニットセッション率
セッション数、ユニットセッション率については以下で
説明していますので分からない方は見てください。
商品価格は競合が安く売っていれば上げることはできませんし、
相場がありますので簡単には高くはできません。
オリジナル商品を作って付加価値を上げるなどで上げる事は可能
ですが時間がかかります。
それに比べてセッション数はより少ない努力でしかも短期間で
上げることが可能です。
単価2,000円の商品が成約率3%だったとすると、
セッションが100なら3個売れることになるので、
6,000円の売り上げ、
セッションが500なら15個売れることになるので、
30,000円の売り上げ
が見込めるということになります。
セッションを上げるために実践するべき事は沢山ありますが、
その中の1つがスポンサープロダクトということになります。
広告なのでお金を払って売上を見込むということになります。
スポンサープロダクトを設定項目の中に入札額があります。
これは同じキーワードでどの商品を広告枠の中の優位な位置に
表示させるかを決める条件の1つになります。
広告主側が自由に決められる指標です。
他の指標としては
・ キーワードと関連のあるページかどうか、
・ カートを獲得しているか、
・ 過去にそのキーワードで広告表示されたときにクリックされた
割合が多いか、
などがあります。
設定した入札額に対して、競合の入札額より大きいか、少ないか
によって1ページ目から2ページ目以降のそれぞれの広告枠の
掲載順序が決まります。
クリック単価を20円と設定した場合、
商品の価格2,000円、
ユニットセッション率5%であったとすると、
100回広告がクリックされると5個売れることになります。
広告費用は20円x100回=2,000円で
売上は10,000円なので、
ACoSは20%という事になります。
※ACoS = 売上高広告費比率
利益率20%の商品であれば利益は0ということになります。
利益率 < ACoS だと広告費込みで赤字
利益率 > ACoS だと広告費込みで黒字
定期的にACoSをチェックして売れたはいいけど広告費込みで
赤字になっていないかチェックすることが大事ですね。
ただ、広告ですので、最初は赤字でも販売数を増やすことにより、
検索順位が上がり、検索順位が上がったところで広告費を
落とすように変更していくという使い方もできますので、
赤字だからやめなければとは一概には言えません。
最初に広告を掛ける目的をはっきりと決める事が重要になります。
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